ネットショップに訪れたユーザーに対して、「気持よくお買い物をしてもらう」為には、サイト作りに一工夫が必要です。
「ユーザーに安心感を与えるサイトとは?」について考えた際、
「商品の安心感」と「ネットショップの安心感」に2つのポイントに大きく分けられます。
今回はその中でも、「ネットショップの安心感」について考察してみたいと思います。
商品価値は購入者が決める
「商品価値」とは一体なんでしょうか?
例えば、「炊飯器」で例えてみましょう。
今、流通している「炊飯器」はちょっと前のモデルと比べて数段良くなっていますね。
いろいろ調べてみました。
上記の機能も炊飯器としての「価値」ではありますが、購入を検討している人にとってそれが全てではありません。
私たちは家電コーナーに足を運び、この様々な機能を備えた炊飯器を目の前にして、
実際に購入し使用している自分を想像しながら購入を検討するでしょう。
炊飯器を選ぶ基準として、「とりあえずご飯が炊ける」だけで良いという方もいるでしょう。
大人数の家族の場合は「できるだけ多い量を炊けたほうがよい」でしょうし、
忙しい人であれば「短時間で美味しく炊ける」機能が、
おしゃれな方は「炊飯器自体のフォルムやデザイン」を重視したり、
こだわりたい人であれば「最上級の釜」が購入する際のポイントとなります。
その炊飯器の価値というのは、購入者がその後の使用で得られる利益・価値に対して感じるものであり、
「機能」や「価格」というものは、購入基準の一つに過ぎないのです。
商品の訴求ポイントは『顧客ベネフィット』
どんなに 多機能で最新の炊飯器よりも、
ユーザーは「使用用途と価格に見合った」炊飯器を購入するのではないでしょうか?
私たちは、買い物をするときに購入後のイメージを行います。
それはごく自然な行為であり、自然とその商品価値を見出そうとします。
「顧客ベネフィット」とは顧客が得ることの出来る利益・価値のことを言います。
単純に「価格」や「機能」だけではなく、その商品を購入することでユーザーが得られるベネフィットを訴求することが重要です。
ネットショップで扱っている商品の訴求ポイントを今一度見なおして、
「顧客ベネフィット」までうまく表現できているか?訴求できているか?をチェックしてみて下さい。
その内容がユーザーに上手く伝えることができれば、後は購入に対する「不安感」を取りのぞいて
気持よくお買いものが出来るようにサイト作りに取り組みましょう。
安心してもらう=購入しやすくする工夫
前述の「顧客ベネフィット」を商品ページなどでうまく訴求することは勿論大事ですが、
初めてそのネットショップに訪れるユーザーは不安でいっぱいです。
「どうやって購入するの?」
「決済の種類は?」
「ギフト用に包装してくれるの?」
「日時指定で配送してくれるの?」
そういったひとつひとつの悩みを解消することが、「ネットショップでの購入」を後押しする安心感や信頼度につながってきます。
ユーザーに、ストレスを感じさせること無いように、お買い物を楽しんで貰えるように、
「おもてなしの心」でサイトの雰囲気作りを行なって行きましょう。
▶「商品発送方法」など購入に関する説明ページを設ける
「どのような手順で商品発送されるのか?、またどんな梱包で届くのか?」
商品によっては、「プレゼント用の包装にはどんな種類があるのか?」
なども購入の際に決め手となる要素のひとつです。
商品の発送は「ユーザーから見えない部分」の作業になりますが、
■検品方法
⇒注文内容をどのようにチェックして、どのように商品状態をチェックしているか?
■梱包方法
⇒どのような形で梱包を行なっているか?どんな形で手元に届くのか?
を掲載することでユーザーはより一層安心度が増し、
ネットショップへの信頼度も増すことと思います。
<紹介サイト>濃密育毛剤BUBKA | ブブカオンライン公式通販「BUBKA onlineshop」
<梱包・配送内容の紹介ページはコチラ>http://bubka.jp/user_data/haisou.php
▶「お買い物ガイド」などのヘルプページを設ける
「ネットショップであまり購入をしたことがないユーザー」や「初めてサイトに訪れたユーザー」は、どこからどうやって商品を購入すれば良いかなかなか分からないものです。
購入手順をわかりやすく説明した「お買い物ガイド」のページを用意することで、ユーザーも安心して購入手順を把握することができます。
各ページ毎の入力フォームの説明を行い、
「どの部分に」「どのような内容を入力するのか?」を説明することで、ネットショップで初めて購入するユーザーに対しても親切で、ストレス無く購入フローを勧めることができます。
特に、配送先を複数選択できたり、定期購入商品の配達日時指定等が出来るなど、選択肢をユーザーの任意で入力出来る項目などを設けている場合は、この「お買い物ガイド」を上手く利用して下さい。
右図はT.Sコーポレーション様のサイトになりますが、わかりやすく案内されていますのでご参考になるかと思います。
<お買い物ガイド紹介ページはコチラ>http://bubka.jp/user_data/guide.php
▶「FAQページ」を設ける
お客様から頂いた質問をまとめた「FAQページ(よくある質問)」を作っておくと効果的です。
ネットショップを運営していると、電話やメールでよく問い合わせを頂くのではないでしょうか。
FAQページでは「一問一答」のように、一つの問いに対し、
ネットショップ側からの回答、アドバイス、解決策などを記載します。
購入に迷っているユーザーに対してバナーなどで誘導することで「自己解決」
へと結びつけることができます。
また最近では「FAQページ」はSEO対策の一環としても取り入れられており、
検索エンジンからのアクセスも見込めますので是非ネットショップ内にて設置しましょう。
<梱包・配送内容の紹介ページはコチラ>http://bubka.jp/user_data/qa1.php
▶「お客様の声」ページを設ける
この商品が自分の求めている価値があるのかどうか?などの不安を抱えているユーザーは多いです。
その際に参考になるのは「実際に商品を購入したユーザーの生の声」になります。
ネットショップに寄せられるお客様の声をそのまま紹介ページとすることで、購入に迷っているユーザーには参考になります。
出来れば、お客様の声は、実名・顔写真、手紙であればPDFのキャプチャなどを掲載するとより信頼性が増します。
悪い意見などの声を頂くこともあるかと思います。(商品が足りなかった、配達日時を間違えたなど)
ここはユーザーの声を真摯に受け止め、ショップ側の対応も記載しておきましょう。
そうすることでユーザー側も「万が一不測の事態になったとしても安心」して商品を購入することができます。
▶お問い合わせの入力フォームを設ける。バナーでの誘導も。
ユーザーがサイト閲覧時に疑問に思ったことを質問できる「お問い合わせフォーム」が必要です。
カゴラボではグローバルナビゲーションにて「お問い合わせフォーム」へのリンクを設置おり、各ページ全てに表示されます。
もし、サイトのデザインなどで問題がなければレフトナビにもバナーで誘導しましょう。
ブラウザの別ウィンドウや別タブにて「お問い合わせフォーム」を表示させることで、ユーザーに戻るボタンを押させる事のないようにすると効果的です。
まとめ
今回お話しました「顧客ベネフィット」と「安心感のあるサイト作り」は、ネットショップの売上に関わってくる部分になります。
CHECK!「商品の良さ」と「顧客ベネフィット」を訴求している商品ページになっているかどうか?
「購入しよう」と思ったユーザーが抱えている疑問点、不安点を解消する事のできるページを用意できているか?
上記2点を定期的にチェックしてみて下さい。
もし、今そのようなサイト作りになっていなければ今からでも遅くはありません。新しく作ってみてはいかがでしょうか。
ネットショップに訪れたユーザーに商品価値を見出してもらい気持よくお買い物して頂くことは、
今後のリピート購買にもつながってくる要素になります。
「訴求力のある」「安心できる」「信頼出来る」ネットショップづくりに是非取り組んでみて下さい。
はじめてのネットショップ運営「商品ページの作り方」
今回お話した訴求力のある商品ページの作り方について考察してみます