みなさんこんにちは。
ネットショップの運営、お疲れさまです!
ところでみなさん、メールの送受信ができなくなって困ったことはありませんか。
忙しくしている肝心な時に、メールが受信できなかったり・・・
「送信」をクリックしたのに、ずーーーっと何か画面上でグルグル回ってて、送信できなかったり・・・
「メールサーバ」とか、「セキュリティ認証」とか、聞きなれない言葉がたくさん出てくるメール周りの問題ですが、メールが送受信できなくなるには必ず原因があります。
では、そんな原因を突き止めるために、メールの流れの仕組みを少しずつ理解していきましょう!
メールソフトのあれこれ
まずはじめに、メールを送受信できるようにするためにメールソフトを設定しますよね。
第1章では、このメールソフトの役割と仕組みについてご説明します。
メールソフトとは・・・、電子メールの作成や送受信、受信したメールの保存管理を行うソフトウェアのことを言います。
例えば、Webブラウザの関連ソフトとして提供されるGmail,Yahoo!メールや、アドレス帳の機能を持つものもOutlookExpressやThunderbird、単体で提供されるEudorやBecky!などなど…
最近よく使われる電子メールの送受信方法をPOP before SMTPと言います。
これは電子メールの送信を行う際のユーザー認証方法の一つです。
一般的に、電子メールの送信や他のサーバーへの転送にはSMTPサーバーが、電子メールの受信にはPOP3サーバーと言われるものが使用されます。なお、電子メールをやり取りする際には、メールサーバーに接続するために、インターネット上にあるDNSサーバーを利用して、対象とするメールサーバーのIPアドレスを取得するようになっています。
では、メールはサーバーを使ってどのような流れでクライアントから受信者へと渡るのでしょうか。
▼POP before SMTPの流れ
- クライアントがPOPサーバーに対してパスワードを送信、認証を行う
- サーバーはパスワードを送ってきたクライアントのIPアドレスを記録
- 認証をパスしたクライアントに対し、サーバーは届いてるメールを送信
- クライアントは送信したいメールをサーバーに向けて送信
- クライアントが利用するサーバーが、相手クライアントが利用するサーバーへメールを転送
- 相手側クライアントがPOP認証
- 相手側クライアントがメール受信
ここでのポイントは・・・、SMTPサーバーが認証機能を持たないということ。
SMTPサーバーは認証機能を持たない=どのクライアントからのメールでも転送してしまうってことなんです。
けど、これだと、スパムだらけになってしますよね。そこで認証機能を持つPOPサーバーに認証してもらうと同時にIPアドレスを記憶してもらうんです。
そして記憶されたIPアドレスのみにSMTPサーバーを使用させる。
これがPOP before SMTPと呼ばれるメール方式なんです。
分かりやすく電子メールを郵便に例えると…
- 手紙をポストに投函
- 投函された手紙は一種の郵便局でリレー
- 最終的には相手の郵便受けに届く
- 受け手は、送られてきたメールを郵便受けに取りに行ってから読む
電子メールでは、この郵便局に相当するものを「メールサーバー」と呼びます。メールに関するサービスをしてくれるという意味です。郵便局は地域ごとの分担があり、手紙はいくつかの郵便局でリレーされていきます。メッセージがこのようにリレーされるという点は、メールの仕組みを理解する上で大切なんです。
このようなメール転送の仕組みをSMTPとよぶ。メールソフトの設定で「SMTPサーバー」というような言葉が出てくることがあるが、これは自分のメールを相手に送っている「地元郵便局」のことなんです。
郵便の場合、手紙は自分の郵便受けに配達されるだけで、便りが届いたことを知るためには、時々郵便受けを見に行かなければならないですよね。電子メールの場合でも同じように、届いたメッセージは郵便受け(メールボックス)に投げ込まれ、投げ込まれたメールを取りに行く。
こうやってメールのやり取りは行われているんです!
まとめ
今回は、メールソフトの「役割と仕組み」についてご説明してきましたが、いかがでしょうか?
メールがどうやって送信され、そして受信するのかおわかりいただけましたでしょうか?
メールの送信・受信トラブルといった際の原因究明に役立たせていただけたら幸いです。